自治体図書館として日本最大級の規模と蔵書数を誇る施設「大阪市立中央図書館」へ行ってきました。
圧倒的な蔵書数はもちろん、専門設備が整っており、まるで大学図書館のような雰囲気。
フロアの見どころや図書館内にあるレストランなどご紹介しています。
【フロアガイド】大阪市立中央図書館の各階の見どころ
24ある大阪市立公共図書館の1つで、一番大きな施設です。

図書館名に「辰巳商会」と名前がついているのは、ネーミングライツ契約で物流会社の「辰巳商会」が権利を購入しているため。
ネーミングライツは大型スタジアムでよく行われていますが、図書館もそんなことをしているんですね。
入ってすぐのエントランスホール。まるで市役所のように広いスペース。

掲示板には図書に関することだけでなく、地域のお知らせ等、様々な情報がありました。

地下1階:文学コーナーやイベント広場のあるくつろぎフロア
地下1階には小説やエッセイなどの文学コーナーの他、「Hon+α!スペース」といったイベントスペースがありました。

漫画コーナーもあったのですが『NANA』や『リアル』『寄生獣』など少し古めの印象。
そんな中、目を見張ったのが「障がい者サービスコーナー」。点字本や録音図書などがズラッと並んでおり、拡大鏡も有り。こんなに充実しているコーナーを初めてみました。
1階:生活・ポピュラー雑誌や児童書があるフロア
1階は生活に寄り添う雑誌や子どもの本が並んでいました。

ここは人気雑誌や子ども向けの本が沢山あるフロアです。
靴を脱いで利用する未就学児のエリアは板の間。昨今ではラグやクッション性の高いマテリアルでできていることが多いため設備としては古い感じがしましたが、掃除のしやすさから考えると衛生面ではいいかも知れません。
ティーンズコーナーも充実。

約21,000冊もの本があり、コーナーというより1つの立派なエリア。ライトノベルやティーンズ雑誌のほか、バンドスコアなどもあってヤングアダルトが通いやすい魅力的な蔵書になっていると感じました。
そして、特筆すべきは外国語の本の多さ。
英語だけでなく、ドイツ語やカタログ語なども本もズラッと並んだ本棚は圧巻。公共図書館でこんなに多くの外国語本が並んでいるのを初めてみました。さすがです。
この階には赤ちゃんや未就学児のエリア以外はほとんどテーブル席はありませんでした。
2階:読書席やEルームのある勉強のフロア
2階は小説などの一般書から専門書、さまざまな分野の図書が豊富に揃っています。広大なフロアのなかから、目当ての本や新しい知見とじっくり出会うことができます。

地階や1階ではあまり見なかったテーブル席をやっと見つけることができました。
150席もある読書席の他、パソコンが使えるEルーム(コンセント有)もあり、スマホやパソコンを充電しながら利用している人たちの姿がありました。
3階:本格的に調査や研究ができるフロア
3階は、大阪に関する歴史や行政などの貴重な地域資料をはじめ、専門的な調査や調べもの(レファレンス)をサポートしてくれるコーナーが設置されています。調べ物を深めたいときに頼りになるフロアです。
とくに新聞の縮刷本(復刻版)が本棚にズラッと並んでおり、明治時代からの記事を読むことができるのに感動。なかなか開架でないと思います。

マイクロフィルムリーダーや研究や調査に専念できる部屋「研究個室」もあり、本格的な調べものができる環境が整っていました。
市政刊行物ポスター等もあり、地域資料のアーカイブの一端も見ることができ面白かったです。
館内の「Metro KITCHEN (メトロキッチン) 西長堀店」でランチ
地下1階にあるレストラン「Metro KITCHEN (メトロキッチン) 西長堀店」でランチを食べました。

▽週替わりランチ(1,100円)

▽カフェオレとコーヒー

1,100円のパンケーキ食べ放題(ドリンク付き)はコスパよし。

雰囲気やお味は「学食」のような感じですが、図書館内にレストランがあるのは嬉しいポイント。
このレストランの他に、図書館で持ち込み飲食できるのは1階エントランスホールにあるコーナー。私が図書館を訪れた時に多くの人が利用していました。
「大阪市立中央図書館」の感想
昔からある堅い感じの図書館ですが、一般的な本が多いだけでなく、専門書や外国語本、官報などがあり、大学図書館のような印象でした。
ナクソスや拡大読書器、マイクロフィルムリーダーなど、司書資格取得時に教科書に出てきた設備がたくさんあって、実物を見れてよかったです。

レファレンス室や研究個室などが充実しており、趣味としての「読書」だけでなく、本格的な調べものをするのに適した図書館です。
普段そういった図書館を見ることはないので、とても興味深かったです。
作家さんや刑事さんなんかも利用してるのでは?と考えるだけで、ワクワク、ドキドキしました。
ついでに立ち寄りたい周辺情報
大阪市立中央図書館すぐそばにある、私のおすすめスポットです。
- 土佐稲荷神社
- 旧土佐藩が建てた神社で、明治時代に土佐出身の三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎に譲渡されました。弥太郎はこの神社の隣に会社を興したことから土佐稲荷神社は「三菱発祥の地」として知られています。
そのため、境内では三菱の「スリーダイヤモンド」を見ることができます。現在でも三菱グループの守護神として関係者が参拝に訪れる知る人ぞ知るスポットです。
- 旧土佐藩が建てた神社で、明治時代に土佐出身の三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎に譲渡されました。弥太郎はこの神社の隣に会社を興したことから土佐稲荷神社は「三菱発祥の地」として知られています。

- UR西長堀(旧名:西長堀アパート)
- 昭和33年に建てられたマンモスアパートで、作家の司馬遼太郎さんや女優の森光子さん、野球選手の野村克也など多くの著名人が住んでいました。今みると普通のアパートですが、当時は日本一の高層アパートで時代の最先端の物件だったそう。外観の細長い窓は部屋についている窓ではなく、廊下についている窓です。当時、むき出しの廊下は「落ちそうで怖い」と言われていたんですね。


施設の特徴
- 自治体図書館として日本最大級規模
- 蔵書数約230万冊
- 約1000席の閲覧席
- バリアフリー機器が充実(拡大鏡・老眼鏡・リーディングトラッカー、拡大読書器、音声パソコン、車いす対応机、難聴者用磁気ループ・簡易筆談器等)
- 対面朗読室有り
- 調査や研究できる環境
- 返却箇所が複数ある
- 大阪府内16市と相互利用協定を締結
- 一部エリアを除き飲用可
- レストラン・自販有
- 地下鉄から徒歩1分
「大阪市立中央図書館」の基本情報
- 住所: 大阪市西区北堀江4-3-2
- 電話:06(6539)3300
- 開館時間: 9:15~20:30(月~金)9:15~17:00(土・日)
- 休館日: 第1・第3木曜日(祝日と休日にあたる場合は開館) 、年末年始
- 駐車場:50台(有料)
- Wi-Fi:フリー
- 公式HP: 大阪市立中央図書館
*情報は変更することがあります。最新情報は公式HPなどからご確認ください。
